第6回 「戦後」っていつまで?
日 時:平成30年3月10日(土)
1956年。経済企画庁は「経済白書」の中で、「もはや戦後ではない」と宣言しました。
それは、一人当たりの実質国民総生産(GDP)が、1955年に戦前の水準を越えたという意味でしたが、人々はこのフレーズから、「それ以上」のメッセージを受け取りました。
このフレーズはその年の流行語となり、日本は「高度経済成長期」に入っていくことになったのです。
すでに60年以上も前に「脱した」とされながら、一方では「戦後70年」など今でも使われる【戦後】という言葉。
今回の哲学カフェでは、この【戦後】という言葉と、その言葉が意味する【期間】について、考えてみたいと思います。
そしてそこから、私たちが生きる「今」を、改めて感じ直してみませんか?
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